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雅楽を観て・聴いて・演奏して・楽しむ

雅楽は、今から1600年〜1200年ほど遡った頃、アジア諸国(中国、インド、ベトナム、朝鮮半島、渤海など、さらにはシルクロードの西方)から日本に伝わった音楽を元に、奈良時代、平安時代の国風文化にかけて、日本独自の音楽、舞として成立し、現在にまで生きた音楽として伝承されております。つまり、千年以上の歴史で多くの方々が聴いて、演奏して楽しんできた日本の伝統的な音楽です。雅楽を楽しむということは、千年昔のご先祖様や歴史的な有名人と同じ音楽を聴き、同じ趣味を持ち、楽しむということです。

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雅楽を観る・聴く

宮中の雅楽を伝承する機関として、宮内庁式部職楽部があります。宮中での儀式で雅楽演奏をしていますが、春と秋に皇居内楽部にて雅楽の管絃、舞楽演奏が開催されています。また神宮(伊勢神宮)を始め、幾つかの神社、お寺、雅楽団体などで雅楽は演奏されています。愛知県犬山市に所在を置く犬山雅楽会では、犬山市の寂光院定期演奏会を始め、不定期に犬山市を中心に、愛知県及び近郊の神社、お寺、ホール、犬山城下町などで、雅楽演奏を行なっていく方針です。今後の演奏予定は、当ホームページで公開していきます。

雅楽は演奏して楽しむ音楽

管絃楽(オーケストラ)でありながら、明確な指揮者がいない雅楽は、ゆっくりと始まり、全体的な雰囲気の中、徐々に速くなるように演奏されます。お洒落をして、構えて宮内庁「楽部」や素晴らしい音響設備のコンサートホールでの演奏会を見に行くことも楽しみの一つではありますが、平安時代の貴族においては、貴族の嗜みとして、また貴族の遊びとして、夜通しで友人たちと語らい、楽を合わせ、楽しむ音楽でした。是非現代の人にも、平安貴族が楽しんだ「雅楽」遊びを一緒に楽しむ機会が増えてほしいものと思います。

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雅楽を始めませんか?

犬山雅楽会では、雅楽練習を原則週一回開催し、雅楽の管楽器である三管(龍笛、篳篥、笙)を中心に、打物、両絃(琵琶、箏)、舞、童舞(子供の舞)のお稽古を行なっております。小学生からご年配まで幅広い世代が雅楽を楽しみ、演奏会での発表の場や、神社、お寺などでのご奉仕演奏なども行なっております。また子供向けのワークショップや介護施設などでの演奏も行っております。世界で最も古く今に伝承されている雅楽はみんなで演奏してこそ一層楽しむことのできる音楽です。誰かが笛を吹けば、それに合わせて誰かが笛を合わせ、また絃が合わさり、打物が入る。そんな雅楽を一緒に楽しみ、生涯楽しめる趣味にしてみませんか?

楽器初心者、音楽初心者からすでに雅楽をされている方、小学生から大学生までの学生さん、ビジネスマンから自由人、ご家庭を支える方々、ご年配まで皆さん大歓迎です。

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